5月16日(土)に第16回健康づくり教室を開催させていただきました。
今回は「五十肩」についてです。五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、外科に受診してレントゲン写真を見ても原因が不明な場合が多く、痛み止めを処方する対症療法が大半で、根本治療ができていないのが現状です。五十肩の症状はあるとき、突然の痛みが発症し、それがしばらく続き、時期がくると治癒するという特徴があります。その治癒までの期間にも個人差があり、早い人で数ヶ月、長い人で2~3年という場合もあります。今回は痛みの部位やメカニズムを理解していただき、治療期間を早めるための養生法をお話させていただきました。養生法をおろそかにすると、「肩関節拘縮」という肩関節が固まる疾患も案内いたしました。養生法としては、特に患部を冷やさないことが重要で、日常の動作における注意や、食事における注意、さらに、有効なコンドロイチン製剤やサプリメントのグルコサミンについてもご案内いたしました。また、過去にCMでヒットしたヒアルロン酸製剤が、もともと注射用の外用剤で、内服では無効であったことも、興味をもって聞いていただきました。 ありがとうございました。