今回はタイムリーに最近多くなってきました「熱中症」についてお話いたしました。
熱中症とは高温・多湿下で発生する病気の総称で、熱失神、熱疲労、熱射病、熱痙攣に分けられます。軽症のものから意識障害を伴う熱射病等の重症のものまで含まれ重症では死亡することもありますので油断できません。特に対応力の弱い「高齢者」や「乳幼児」は注意が必要です。又、戸外だけでなく、台所など高温多湿の蒸し暑い室内でも起きるため、注意が必要です。気温30度以上、湿度70-80%、風の弱い時等は、特に熱中症が起こりやすい条件といわれ、特に注意が必要とされています。さらに、気温が35度を超えると一層起こりやすくなります。蒸し暑いところで気分が悪くなったら、熱中症を疑い、
①涼しいところに行く、②水分・塩分を補う等の応急処置を直ちにおこなうこと
が命を守るための必須条件です。環境や社会の変化にともない、熱中症は近年のニュースなどでよく見聞きするようになりました。熱中症の症状が深刻なときは命に関わることもありますが、正しい知識があれば予防することができます。身体が暑さに慣れない7月の梅雨明けの時期にも起こります。熱中症を知り、自分でできる熱中症対策を心がけましょう。